書評 お金の大学

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読んだ感想

全体的にイラストと文章のバランスがよくて、サクサクと読めて、内容もスーッと入ってくる。

要点が抑えられているから、覚えておくことも不明瞭な点が少なく、つまづくことがあまりなかった。

真似するだけで一定の効果が出そうと思わせる流れもすごいと思います。

読破の時間もそんなにかからないので、初心者が一読する価値はあると思います。

自分なりの考察

固定費のスマホ代

スマホ代はよく言われています。

自分は仕事にも副業にもテザリングが必要だからキャリア携帯も持っているけど、

サブ携帯は貰い物のiphoneの格安SIMだから通信費の差はエグいほど出てるし。

 

デメリットの通信速度は、お昼と満員電車の時間帯は本当につながらない!

大手各社も自分の顧客優先だからね。急ぎや重要なタイミングでやりとりが必要になる人は一考した方がいいけど、携帯で動画や暇つぶしをあんまりしない人は、絶対に変えるべきだと思う。

保険の考え方

自分の親が代理店で、就職後5年くらい保険業界で働いてたからと言う贔屓目があったとしても、保険の仕組みがギャンブルの仕組みと同じというのはあまりな極論に見えるなぁ。。。

保険を売るのも商売なんだから利益を確保するのは当然だし、

公的保険は商売じゃないからその部分がないだけだし。

 

まぁ、高額療養医療制度がある以上、あまりに高額な保険や多くの特約が不要なのは事実で、必要な物を見極めるのは必要なことだとは思う。

この言い方だと響くんだろうなぁ、きっと。

地震保険も全然保険が下りないのは事実なので、自分の地域の耐震情報を見てからリスクを鑑みて検討した方が良いと思います。

厚生年金が有利かどうか

視点によって見方は割れると思います。

1従業員からの目線では会社が半分負担してくれているので、実際の負担額から見たら本に書いてある通りだと思います。

しかし、保険として見た場合には、会社の負担額も原資に含まれるので、ほぼ原資のままです。(ケースによって元本割れ)

スケールが大きく、国が扱っているからなんとかなっているのであって、一般の保険会社だと考えた場合には絶対にお勧めはしない商品だと思います。

まぁ個人的には年金制度は崩壊しなくとも、改悪は今後も続いていくことは目に見えているため、30年後の公的年金はおまけと考えなくちゃいけない時代なんだと思います。

厚生年金保険料(40年総額)
約1800万円(平均年収500万円の従業員の支払いのみ)

受給額(年額約190万(厚生年金110万、国民年金78万))
男性(平均寿命81歳) 約3000万(65歳から16年受給)
女性(平均寿命87歳) 約4100万(65歳から22年受給)

結果、男性約1.7倍、女性約2.3倍の金額がもらえる

P60より

 

社会保険料は、従業員と会社の折半のため、国の保険料は以下の通り、倍となる!

厚生年金保険料(40年総額):約3600万円(会社、従業員の支払総計)

これをベースにすると、平均寿命で計算すると、男性約0.8倍、女性1.1倍と、男性で見ると元本割れしています。

P104 退去立会

退去立会に強面の人が来るって、レアケースだと思う。

カモにしようって人は強面じゃなくとも理詰めでせめてくるし。

しかもこういう場合、そもそも住んでいる間にも不自由や不利になることが起きてたんじゃないかと思います。

その場合のみの対処方法であって、通常はお互いが気持ちよくお別れできるように、対面で会うのがいい気がします。

P146 金利との付き合い方

これは言い得て妙だと思う。

普通の生活してて、お金を貸す場面がないから縁遠いけど、複利の力は早く気づいて実践するべきだったと自分も思います。

幸か不幸かスタート資金が多くある年齢になったので、うまく活用していきたいと思いました。

まとめ

長々書いてしまいましたが、初心者向けとしてはまとまっていて、情報も分かりやすくおすすめの1冊だと思います。気軽に一読してみてはいかがでしょうか。

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